信じるもの


ソウリュウシティに着いてからすぐ、アデクさんの声が響いた


「トウヤ、こっちに来い!」


「ゲーチスめ…みなをたぶらかそうと必死に弁舌を振るっておる…」




「そうなのです!我等が王、N様は伝説のポケモンと力をあわせ!
新しい理想の国をつくろうとなさっています!!」



「…ゲーチス……」

「街のみんなが混乱してるな…」





「なんなのよう!今のお話おかしーじゃん!!」

「このイッシュはポケモンと人とが力を合わせて作り上げた。
ポケモンが人との関係を望まぬというのであれば自ら我々の元から立ち去る…」


「行こうか、トウヤ」

「はい」

「久しいな、アイリスにジャガよ」

「あっ!アデクのおじーちゃんにあの時のおにーちゃん!
…あれ、あの時隠れ家に案内してくれたおねーちゃんは…?」

「あいつは…」

「プラズマ団に捕われておる」

「アデクさん?!あいつは…」

「トウヤ」

「はい……」




信じるもの



(アデクさん、あなたもユウリを信じてくれるんですね……)










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