誰のため

俺はフウロさんにプラズマ団をネジ山で見かけたと聞きネジ山に走った。
あ、ちゃんとトウコ達には伝えたよ。
いろいろうるさかったけどね






あ、プラズマ団………とチェレン?!
ちょ、なんでもうここに居るわけ…?!




「くっ、強いな…
だがその強さはお前らトレーナーがポケモンを支配することで実現している強さだよな!?」

「だから君達がポケモンを自由にしたい…そう望むなら君達はそうすればいい。
だけどね、力に任せてみんなのポケモンを奪うのはどう考えても間違ってる。それは強さじゃない!」

「おぉ、仲間よ!ここに居たか!例のモノが見つかったぞ!我々も塔に向かおう!」

「いいか!プラズマ団はポケモンが支配されているこの世界を変えるための力を手に入れた!」

「そうとも!間違った世界をただすためなら力ずくも当然だ!
さて、我等の王様、姫様のN様とユウリ様のもとに集おう!」



「あいつら…何を手に入れたか知らないけどわざわざ強くなってまでみんなに迷惑をかけるだなんて…メンドーな連中だよ」

「つかチェレン、お前なんでここに…」

「それは置いといて…トウヤ、僕はもう少しここにいる。ちょっと考えたいんだ。ユウリに言われた事を……。
僕は強くなって何をしたいのか……?
そもそも僕は誰のために強くなる?」




チェレン…お前………。




「分かったよ。俺は先に進む」

「あぁ。」




誰のため


(俺だって)(迷ってるのかもしれない)





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