親子であるため



ピロリ ピロリロ

「なに、トウコ」

「ジムには勝ったかしら!」

「当たり前だろ」

「わたしたちは今ミュージカルに居るから、ジム戦が終わったら来なさい!」

「いちいち命令口調やめろ」

「うっさい!分かったわね?」

「へいへい」



本当、横暴だな、トウコは

「トウコ、何だって?」

「ミュージカルに居るからこいってさ」

「次はホドモエシティか…」


「あ、きっとホドモエシティにはいけないわね」

「なぜです?」

「こことホドモエを繋ぐ橋が上がってるの。」

「マジか…」

「トウヤ、チェレン、5番道路で待ってて。通れるようにしてあげるわ」

「…ありがとうございます!」








「あ、トウヤ!」

「こっちだよ!」

「へー、ここがミュージカルかー。よし、ホドモエ行くよ」

「ちょっとお!」

「本当バトルしか興味ないわねアンタ…」

「ん?あれって…」

「ベルのパパさんじゃない!」

「…ベル」



親子であるため


(どうして、パパが…)





人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -