火蓋は切って落とされた



「トウヤ、ボクの理想を…君も、見たいだろう?」


また、こいつか…

つか本当こいつ神出鬼没
しかも同意も無しに勝負しかけてくるし
俺の嫌いなタイプ
ああとても嫌いマジない


イラッとしたから瞬殺してやった


「…まだ未来は見えない。未来は未確定」


「……」



「今のボクのトモダチとでは全てのポケモンを救いだせない…世界を変えるための数式は解けない…ボクには力が必要だ…ダレモが納得する力…」


「必要な力は分かっている。ボクの側近と英雄とともにこのイッシュを建国した伝説のポケモン、レシラム!…ボクは英雄になりキミとトモダチになる…!」

「お前…電波系?」

「トウヤ、キミは勝負の最中にボクにたいしての不満をつらつら並べていただろう?」

「話逸らすなまあ並べてたよ」

「やけにストレート!」

「Nさまー!どこ行ったんですかー?」

「…ユウリ!」

「あ、いたいた。いちいち消えないでくれます?面倒臭い」

「言っただろ?気になっているトレーナーが居ると…
それにしても毒舌になったね、ボクの…」

「あ、ユウリ!」

「トウヤ!!!!」

「さっきぶりー!」

「元気になってるね」

「あははは。そうでもしなきゃやって行けないってぇ」

「それもそうだね」


「え、え?!」

「トウヤはジム?」

「うん」

「がんばってね!これ、使って!すごいキズぐすり」

「ありがと」


「あ、トウヤ見つけた…けど取り込み中だね」


「ねぇ、後ろに居る緑の髪の男の子、トウヤ睨んでない!?」

「あわー、三角関係だねぇー」

「あらー。そりゃかわいそうじゃのぉー」

「トウコ、君、キャラ定めてよ」

「嫌ー。」

「あははは!」





「ねぇなんでユウリの事知ってるんだい?…トウヤ」

「俺達マブダチなんだぜ」

「よく会うんだー!」

「………。」

「じゃあ、またね」

「ばいばーい!がんばってね!」


「あ、あとN…」

「なんだい?」

「ざまぁ」

「…………むかっ」

「さて、N様、行きましょー」

「あ、あぁ…」



火蓋は切って落とされた



(トウヤ………許すまじ!)








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