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(で、なんでこうなったんだぁ…)


スクアーロは、目の前で揺れる膨らみから目が離せずにいた。
自身にのしかかっている彼女の迫力満点のそれは、刺激的で思わず唾を飲み込む。



「スクアーロ、…」


紅い瞳が熱っぽくスクアーロを見下ろす。
分厚いぽってりとした唇を舐めるコルニオーラの赤い舌が艶めかしくひかる。


「う゛ぉ……あの、コルニオーラ…」


「なんだ?」


「俺は、その、」


言いよどむ姿を見て、コルニオーラがクスッと笑っていった。

「同性愛者?」


スクアーロは一瞬、目を見開いて言葉の意味を考えたがすぐに思いあたった。


「ちげぇっ…!ボスだけだぁっ!!」


「ならどっちも問題ないじゃねえか。」




「…てめえら、さっさと除け」

未だ2人分の体重をかけられたままのザンザスが、自身の上で始まった言い合いに不機嫌そうな声を出した。


「あっ…悪ぃ…」


「いたのかよ」


コルニオーラが不満気にザンザスを見下ろす。


(挑発すんなぁっ…)



「お前こそいつまでいる気だ」

「知らねえよ。まぁ、消えるまで色々と楽しませて貰うがなっ。」


「!」


チュッと軽く押し当てられた唇は、ザンザスよりも柔らかい気がした。


「コッ…!……んむっ…」

「ふふっ」



「…おい」



スクアーロの下から抜け出したザンザスが、コルニオーラの肩を掴む。


「…」


コルニオーラは名残惜しそうにスクアーロから唇を離し、ザンザスを睨んだ。そして微かに微笑む。


「――――――っ!」



スクアーロからは背後のザンザスの表情は見えないが、コルニオーラは至極楽しそうに、まるで子供のようにスクアーロに向かって笑った。





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