Memo

◇ しーん。


なめこ、行方不明です。〜でも無事です〜


「ひぃかぁるぅぅぅ!!!!」

「うわ、なに泣いとりますのきしょいっすわ。」

『すわ。』

「甲斐なめこと金ちゃんなめことジローなめことブン太なめこがいないよぉぉお!!」

「はぁ…よう分かりませんが行方不明っすか?」

『やんなぁ。』

「どーしよ可愛いから誘拐されたんだぁぁあ!!」

「誘拐してなにかメリットあるんすか?なにも無いと思うんすが…。」

「うわぁぁぁぁん!!」

「…とりあえず、落ち着きましょ。泣き止まんと残りのなめこを俺ん家の晩飯にしたりますよ。」

『えくすたっ!?』

『すわすわっ!!』

「だってあっちこっち探したんだぞ…何処にもいないんだよ…。」

『ぷり。』

「何処を探しはったんすか?」

「俺の家と庭と近所と教室と、あと保健室と職員室とテニス部の部室と…」

(なんで保健室と職員室と部室探しとんねん…いつもその辺うろうろしとるんか、なめこ。)

「どうしよ、売られたり食べられたりしたら…」

「まぁ売られる可能性は15%くらいやとして、あんなん食べられはせんでしょ。」

『ぷぴーな。』

「うわぁぁあん!!金ちゃんなめこー!!甲斐なめこー!!ジローなめこー!!ブン太なめこー!!」

「…あかん、はよ探さなうっさくなってきた。」

『…すわ。』

「お、光達。探したっちゅー話やぞ!!」

「ヘタレスター謙也先輩やないすか。」

「誰がヘタレスターや!!」

「なんの用すか?いま見ての通り忙しいんですわ。」

「このちっこいの、うちの近くでぴーぴーないとったんやけど…」

『こしまえっ!!』

『はいさぁ!!』

「貴様か忍足謙也っ!!」

「ぐふぅ!!」

「先輩あきませんて、話を聞かんで腹殴ったら。」

「みんな心配したんだからな!!馬鹿馬鹿!!」

『だろぃ?』

『だC〜?』

「…謙也先輩、生きとります?」

「…………あかん、死ぬ…」

「もーみんな俺から離れたらダメだからな!!」



なめこしか見れない。
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