Memo

◇ しーん。

なめこ、遊びに行きます〜海デビュー〜


「光、この間って海の日だったじゃん。なにしてた?」

「はぁ…普通に部活練習しとりましたけど。」

「マジか。」

「先輩はなにしてはったんすか?」

「なめこ達と海に。」

「キノコに塩水と熱い砂浜はあきませんて。」

「うん、みんな段ボールから出てきてくれなかった。最高の海日和だったのに…。」

「本能であかんと思ったんでしょ。」

「だから一緒に昼寝して帰った。」

「海にわざわざ行ったのに昼寝…だけすか。何しに行ったんか分からんすわ…。」

「なにを。ちゃんと意味はあったぞ。」

「そら先輩が日に焼けたくらいの意味はあったんととちゃいます?」

「日に当たらなかったのに、なぜかなめこ達も日に焼けた。」

『やんなぁ。』

「うわぁぁぁぁあ茶色通り越えて黒なっとるきしょいぃぃぃ…!!」

『だろぃ!』

「むいたら普通の色してるけどね。ほのかに食欲をそそる匂いがするよ。」

『すわ…。』

「一部不満げやないすか、はよ元に戻したってください…たわしで擦ればええんちゃいます?」

『こしまえっ!!』

「いたたたたたたたっ!!」

「適当に扱うなだって。」

「なめこのくせに…!!」




ひやけなめこ(香ばしい匂いつき)
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