空より淡い

「空が青いね」
「秋晴れだな」
「雲が無いね」
「快晴だな」
「風が強いね」
「屋上だからな」
「誰も居ないねー」
「授業中だからな」

「『空想』って、空を想うって書くんだよね、漢字で。なんか素敵だよね」
「素敵?」
「この熟語を考えた人は空を見上げながらいろんなこと考えてたんだろうなって」
「空想は『空』…つまり無を考えたり想うところからきていると思うんだが」
「あーそっかそうだよね!なんだーつまんないー」
「俺はなかなか面白いがね」
「私これ世紀の大発見だと思ってみんなに自慢しようと思ってたよ」
「やはり#苗字#は興味深い」

「ところで乾が授業サボるなんて珍しいね」
「俺は今別のデータ収集に夢中でね」




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2011.06 移行しました

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