幼少編(日本)

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チャイムと同時に二人の周りには人だかりができる。

女子「ねぇ、水無月さん」

美鈴「悠里でいいよ！　名字だと鐘兄と被るから」

女子「わかった！　ねぇ悠里ちゃん。どーしてイタリアから日本に来たの？」

美鈴「おとーさんのお仕事でね、連れてきてもらったの」

念のため、不自然に思われないように言動を周りと同調させる。

女子「じゃあさ、イタリアってどんなとこ？」

美鈴「私がいたところは、自然がいっぱいあるよ！」

女子「そうなんだ！」

女子「ねえねえ、悠里ちゃんって何人家族？」

美鈴「えっと……(私、ベル兄、レヴィ、スクアーロ、マーモン、ルッス姐……ボス)
　　　ななにん」

女子「すごーい。いっぱいだね！」

女子「おとーさんって優しい？」

美鈴「えﾞ！？　いや…その…怖い…かも。鐘兄は？」

ﾍﾞﾙ「お父さんって？(ｺｿｺｿ」

美鈴「ボスのこと(ｺｿｺｿ」

ﾍﾞﾙ「えﾞ！？　あれは、怖い…」

女子「そ、そーなの？」

女子「て言うか、さすが双子だね！」

二人「え？」

女子「だって最初の言葉が同じだもん！」

美鈴「あ、あはは…(それは多分ヴァリアーにいたせいでベル兄の性格が移ったんだと思う)」

女子「悠里ちゃんと鐘君ってどこまで似てるの？」

女子「あ、気になる！」

男子「二人に質問してみたら？」

男子「いーじゃんそれ。じゃあさ、好きな食べ物は？」

二人「牛乳」

女子「あ、同じだ」

女子「おかーさん好き？」

美鈴「ルッス姐のこと(ｺｿｺｿ」

ﾍﾞﾙ「キモい」

全員「えﾞ！？」

美鈴「料理が美味しい！(あとはオカマww)」

男子「鐘っておかーさん嫌いなの？」

ﾍﾞﾙ「そういう訳じゃないけど、うん」

男子「ふーん」

男子「あとは、誕生日は？」

美鈴「9月14日」

ﾍﾞﾙ「12月22日」

全員「あれ？」

男子「誕生日違うの？」

女子「双子って、同じ日じゃないの？」

美鈴「ま、まあ、二卵性ってやつだし」

苦し紛れの言い訳ですよBy作者





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