幼少編(日本)



3


〜並盛〜

美鈴「来たぁーーーーーー!!!!」

ベル「やっと着いた。結構デカイじゃん」

美鈴「あったり前田のクラッカー」

え、古い?

うん、知ってる。

ガチャリ

美鈴「おお、ちゃんと家具まで揃ってるぅ」

ベル「んで姫、空港での続き」

美鈴「ん? 何だっけ?」

ベル「姫があまりにも年齢にそぐわないって話」

美鈴「ああ。うん、なんかね、昔から、こうなる気がしてたんだよ。生まれたときから、『私はいつかここを離れるときが来る』ってね」

ベル「??」

美鈴「だから、文字が読めるようになった頃から、必死でいろんな事を勉強した。機械関係とか、日常生活で使えることなら何でも」

ベル「じゃ、錬金術は?」

美鈴「それはもうオマケ。勉強してる間に見つけて、資料の暗号を読み明かしてたら、気づいたら使えるようになってた」

ベル「どんなだよ……(苦笑)」

美鈴「あはは…(苦笑)
   ねぇそうだ。お買い物行かない?」

ベル「なに買うの?」

美鈴「これからのご飯の材料とか、ちょっとした変装道具とか」

ベル「えー、変装すんの?」

美鈴「だって、沢田家光がいるんだよ? 私たちの容姿バレてるんだよ?」

ベル「あーはい」



/
しおり
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -