幼少編(イタリア)
62
〜廊下〜
美鈴「〜♪ みんなどこかなぁ? 加勢しに来たのに」
ドタドタ
美鈴「(……人の気配。20人くらいかな)」
男「いたぞ!」
男「栗髪の子供だ!」
美鈴「うわお、ぴったし20人♪」
男「こんなガキにやられるなど!」
美鈴「(プチッ)……ガキ?」
男「砲撃用意」
美鈴「確かにさァ身長110pしかないけどさァその言い方はないんじゃないのォ?」
男「撃てぇ!!」
美鈴「ぶち殺す」
ズガガガガガガガガガガガガガガッッ
男「死体を確認しろ」
男「なっ、誰もいない!?」
美鈴「どこ見ちゃってんのォ?」
男「天井に…ぶら下がっている…!?」
男「奴の周りにあるのはまさか…弾だと!?」
男「何が起こっている!?」
美鈴「簡単な話。あんたらが来る前に天井にネオジム磁石を仕込む。自分のブーツにも磁石を仕込んでおけば、あとは勝手に弾と一緒に引き寄せられる。それだけだよ」
男「だから、なんだと言うのだ」
美鈴「頭悪いね。つまり、今あんたらが撃った分すべてを“同時に”喰らわせるってだけ」
男「何!?」
美鈴「行くよ。弾の雨」
男「に、逃げろぉ!」
美鈴「無理♪ It's show time♪」
ズガガガガガガガガガガガガガガッッ
美鈴「ふふふっあーっはっはっはっ!! ホント堪らないよねぇ最後まで足掻き続ける断末魔! もっと足掻けよもっと媚びろよ!! その分殺す楽しみが増えるんだからさぁ!!!」
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