幼少編(イタリア)



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次の日←いや、早いから

ベルside

ししっ、楽しみで全然眠れねぇっての。

ちなみに今は、朝の4:00だぜ。

ベル「姫の部屋行ってイタズラしよ♪」

〜美鈴の部屋〜

カチャッ

美鈴「あ、ベル兄。おはよ♪」

ベル「ちぇ、なんだ起きてんじゃん」

美鈴「なんだ、って、もしかしてイタズラに来たのぉ?」

ベル「悪かったからそんなドス黒くオーラだすなって(汗)」

美鈴「ま、いいけど」

ベル「(ホッ)」

美鈴「それにしても、こんな時間に来るなんて。さてはベル兄も眠れなかったな?」

ベル「“も”ってことは、姫もなんだな」

美鈴「うん、まあね。あんなこと言ったけど、いざ当日になってみるとプレッシャーに押し潰されそうで…」

ベル「ふぅん」

やっぱ、そんなもんだよな。

オレらと違って、姫はついこないだまで一般人だったんだし。

美鈴「で、ベル兄は?」

ベル「オレは楽しみで眠れなかった♪」

美鈴「はぁ、らしいというかなんと言うか」

なんなら、誰が一番殺せたとかって競うか?

美鈴「ボスが言ってたけど、ベル兄も大切な戦力だって。寝不足で力がでないなんて許されないんだよ」

ベル「人のこと言えんのかよ」

美鈴「だからね、寝不足に効くおまじないしたげる」

おまじない?

ちゅっ☆(ほっぺ) ←6歳の無垢な心舐めんなよ

ベル「なっ///」

美鈴「にゃは!(ニパッ」

ベル「へぇ。じゃあさ、王子からもお返しで緊張しないおまじない」

ちゅっ☆(ほっぺ) ←8歳の無垢な心舐めんなよ

美鈴「ふにゃあ!」

ベル「ししっ♪ とにかく、姫は大切な役目があんだから、もっかいちゃんと寝ろよ」

美鈴「うん、そーする。ありがとう」

ベル「じゃ、オレは戻るから。おやすみ、姫」

美鈴「おやすみ」

パタン

ベル「ふぁ〜」

あれ?

なんか眠くなってきた…。

マジでおまじないの効果?

なんでもいいや、オレも二度寝してこよ。



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