幼少編(イタリア)
52
それから一週間、幹部、否ヴァリアーは全員総出の修行を行った。
作戦実行前夜
美鈴は全員をトレーニングルームへと集めた。
スクアーロ「ゔお゙い、アイツどういうつもりだぁ?」
XANXUS「……」
ベル「なんかあったかな?」
〜トレーニングルーム〜
美鈴「皆まだかなぁ?」
ガチャッ
スクアーロ「ゔお゙ぉい!! 用事ってなんだぁ!」
美鈴「来た。遅いよみんな」
マーモン「ム…なんだいそれ」
美鈴の手元を見てマーモンが呟く。
美鈴「カメラだよ♪」
そこにあるのデジタルカメラ。
美鈴「明日は作戦当日じゃん? だから、明日何があっても皆ここにいたんだって、皆は仲間なんだって証を、残しておこうと思って…」
XANXUS「…馬鹿らしい」
美鈴「あんまりバカにしないでほしいな。記憶だけじゃ、形はとどまれないんだから。私は、ヴァリアーが好きなんだから…」
ベル「姫…。王子は賛成♪」
スクアーロ「写真なんて洒落たもの、いいんじゃねぇかあ?」
ルッスーリア「あたしは賛成よぉ♪」
マーモン「無論、僕もね」
レヴィ「証か。いいと思うが」
美鈴「ありがとう♪ ほら、じゃあ並んで!」
マーモン「ボス、せっかく美鈴が提案してくれたんだ。入らないのは損だよ」
XANXUS「ハッ。……るせぇ」
スクアーロ「往生際がワリィぞXANXUS」
美鈴「ほらほら、撮るよ」
タイマーをセットして、急いで皆のもとへ走る。
ピッピッピッピッ
カシャ
美鈴「撮れたね。皆ありがとう」
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