幼少編(イタリア)



49


〜会議室〜

XANXUS「そろったか」

スクアーロ「ああ」

マーモン「どうしたんだいボス? 突然の召集だなんて」

レヴィ「一体何事ですか」

XANXUS「…来週、ボンゴレ本部を襲撃する」

全員「っっ!!」

美鈴「あ、あれ? ヴァリアーもボンゴレじゃ……」

マーモン「なるほどね」

スクアーロ「あれを実行する気かぁ」

レヴィ「10代目はボスだけです」

美鈴「え、ちょ、話が見えない」

マーモン「ボスはね、現ボンゴレのボス9代目の息子なんだよ」

美鈴「えっと、つまりは…さっさとボスの座を譲りやがれぇ!って感じ?」

ベル「ビンゴ♪」

XANXUS「そこで、奇襲をかけるために作戦をたてる」

全員「はい」

XANXUS「まずは美鈴、お前は囮をやれ」

全員(美/X以外)「な!?」

XANXUS「本部のやつらはお前の存在を知らねぇ。その隙をつけ」

ルッスーリア「だけどボス? 美鈴ちゃんはまだ6歳よぉ?」

XANXUS「いくらヴァリアーの隊服を着ているからと言って、こんなやつが隊員だとは誰も思わねぇ」

レヴィ「しかしボス、このガキがそんな大やk(ガスッ」

美鈴の拳がレヴィの頭を殴り付ける。

美鈴「だぁれぇがぁガキだってぇ?」

レヴィ「貴様!」

美鈴「ボス、私、囮やる! 恩を返すチャンスだから!」

ベル「姫…」

美鈴「ベル兄、心配してるの?」

ルッスーリア「美鈴ちゃん、囮ってことは、かなりの数を一人で相手するかもしれないのよ?」

美鈴「そんくらいわかってるよ。わかってるからこそ、ワクワクしちゃう。だってこんな大量殺人は、あの日以来だからね♪」

XANXUS「決まりだな。ベルとルッスーリアは通路、レヴィは中庭、マーモンは指令室だ」

ベル「へーい」

マーモン「OKだよ」

レヴィ「御意」

ルッスーリア「はぁい」

XANXUS「スクアーロはオレと一緒にじじいを殺る」

スクアーロ「了解だぁ」

XANXUS「決行は来週の水曜。わかったな」

全員「はい」

XANXUS「解散しろ。美鈴は残れ。囮について説明する」

美鈴「はい」



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