幼少編(イタリア)



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〜食堂〜

もぐもぐ

ベル「ねぇ姫」

美鈴「どーしたの?」

ベル「前から気になってたんだけどさ、なんで右目だけ前髪かけてんの? 見えづらくない?」

美鈴「それを君から聞かれるとは思わんだな。見えづらいかと聞かれたら、NOって答えるよ」

マーモン「隠してる理由は?」

美鈴「知りたい?」

スクアーロ「気になるなぁ」

レヴィ「知られたら不味いことでもあるのか?」

美鈴「別に、不味いわけはないよ。ほらこれ、私ってオッドアイなの」

マーモン「右目だけ、赤いね」

ベル「て言うよりは、深紅?」

美鈴「日本を抜け出したときからこうなってる。色が不気味だからさ、見られたくないだけ」

スクアーロ「不気味ってこたぁねーだろ」

美鈴「そう言ってもらえると、安らぐね」

ルッスーリア「そう言えば、美鈴ちゃんって日本人の割りに、相応しない髪色よね」

レヴィ「栗髪に栗目、か」

ベル「確かに、日本人は黒髪黒目ってイメージあるけど」

美鈴「言われると思った。けど、そんな珍しくないよ。お兄ちゃんなんて、生まれてきたときは金髪だったくらいだから。今は落ち着いてブロンドだけど」

マーモン「それ、ホントに日本人かい?」

美鈴「信じられないけどね」

ベル「よし、ごちそさん」

レヴィ「会議室だったな」

美鈴「行きますか」

ルッスーリア「そうね」



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テーマ「人外ファンタジー」
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