幼少編(イタリア)



23


ベル「……スクアーロ、本気?」

部屋を出て一番最初に口を開いたのはベルだった。

スクアーロ「たりめーだ」

マーモン「相手は?」

スクアーロ「下っ端100人を相手してもらう」

ルッスーリア「!? さすがにそれは無謀すぎるんじゃ」

スクアーロ「ナマ言ってんじゃねぇぞぉ! あいつはガキの癖に町1つ潰してんだぞ!」

ルッスーリア「確かにそうだけど…」

ベル「はぁーあ、なんか勿体ない」

マーモン「何が?」

ベル「だってもし幹部だったらオレの姫にしてやったのに」

マーモン「まだ位置も決まってないのに言う台詞かい? て言うか、さりげなく自分のものにするなよ」

ベル「ちぇー」

ルッスーリア「とにもかくにも彼女次第ね」

スクアーロ「そう言うことだ」

ルッスーリア「それじゃ、私は明日の朝の仕込みをしてくるわ」

タッ

いち早くルッスーリアが去る。

スクアーロ「オレたちも戻るぞ」

ベル「へーい」



/
しおり
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -