幼少編(イタリア)



21


ルッスーリア「そうだわ、条件で思い出した。美鈴ちゃんって武器はないのよね」

美鈴「うん、そーだよ」

ルッスーリア「それならどうしてナイフとか銃とか持ってたの?」

ベル「たしかに」

美鈴「…………なんの話?」

全員「え?」

美鈴「生まれて今まで、危険なやつを三時間以上持ったことないよ?」

マーモン「覚えていないのかい?」

ルッスーリア「んもうっ、怖かったのに」

ベル「オレもビックリした」

美鈴の知らない発言に、グチグチと始まったルッスーリア。

美鈴「クスッ」

その光景に、覚えず笑いがこぼれた。

マーモン「何かおかしかったかい?」

美鈴「うん。はじめは怖い人たちかなって思ってたけど、面白い人たちだなって」

マーモン「ふぅん、そう言われたのは初めてだよ」

とその時、部屋のドアが開いた。



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