幼少編(イタリア)



18


ルッスーリア「それじゃ、これ書いてね」

ルッスーリアが差し出す紙を、美鈴が受けとる。

美鈴「(ペラッ)…にゃるほろ」

ベル「ん、イタリア語読めるの?」

美鈴「うん、読み書きだったらある程度は! 会話は全然なんだけど……」

マーモン「その割には、ずっとイタリア語で喋ってるじゃないか」

※ここまでの会話、すべてイタリア語

美鈴「(効果抜群なんだなぁ…)それは、これだよ」

美鈴が持っていたカバンを漁る。

そこから取り出したのは、

ベル「補聴器?」

ルッスーリア「と、ピンマイク?」

美鈴「言葉をせってーしておくと、その言葉で聞こえて、相手に合わせた言葉で話してるように聞こえるの。ケータイの機能でも使われてる優れものだよ!」

マーモン「なるほどねぇ」

スクアーロ「どうでもいいからさっさと書けぇ!!」

美鈴「話折らないでよ(プクッ)
   さーってと」



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