日常編(日本)



7


〜1−B〜

美鈴「おーいバカ兄ー。いるかー?」

ベル「バカって言うなし」

美鈴「事実を述べたまで。ほら、早く屋上行くよ」

ベル「またあいつらと?」

美鈴「そ」

ベル「ん、りょーかい」

女子「じゃあね鐘君♪」

美鈴「相変わらずのモテっぷりですこと」

ベル「もしかして姫、妬いてる?」

美鈴「死にたい?」

ベル「ししっ。いてっ」

取り敢えず蹴りを一発入れておく。

ガチャ

屋上へのドアを開けると、爽やかに風が吹いた。

ツナ「あ、来た」

山本「遅かったのな」

美鈴「ごめんねー。どっかのバカのせいで」

ベル「は? それってオレのこと?」

美鈴「え、なに。自覚しちゃってる系?w」

ベル「悠里と言えど容赦しねぇぞ?」

美鈴「あ、怒った? ごっめーんwww」

ベル「(イラッ」

山本「また始まったのな(笑)」

ツナ「二人とも、昼休み終わっちゃうよ…」

二人「ギャーギャー」

ツナ「……はぁ」

山本「先に食べてようぜ」

ツナ「そーだね」

ヒュンッ

ストン

ツナ「え?
   ………えー!? しゅ、手裏剣!? 何で!? どっから!?」

美鈴「ごめん、手が滑った」

ツナ「悠里ー!?」

ベル「おい、武器出すのは卑怯だろ」

美鈴「出してないよ。勝手に飛んだんだもん」

ベル「嘘つけ!」

山本「すげーのな、これ。すっげーリアルなおもちゃだな!」

三人「(ド天然!?)」

美鈴「はあーあ。山本の呑気さで萎えちった」

ベル「オレも」

ツナ「ま、まあ、一件落着ってことで?」



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