※性的表現あり















「きゃぁあ、あれ基山君じゃない?」

「本当だ!かっこいい!!」

またはじまった。全くこいつの隣を歩いてると目立って仕方ない。

全く……恥ずかしいな…

中身は皆さんが思ってるようなもんじゃありませんよ。

「今日は何だか騒がしいね」

「今日?いつもと変わらないじゃん」

「あ ありがとね 緑川」

「え まぁ しょうがないよね これ運ばないと俺 今日まともに寝れそうにないもん」

「ま 運んでも運ばなくても同じだと思うけど」

「な なんだって……?」

沢山の山積みになった資料を運びながらこんな会話をするのはもはや一日の日課になっていた。

ヒロトはこの学校の生徒会長。

しかも見た目が良いのでみんなの憧れ。

だからこんな風に廊下を歩くだけでみんなからキャーキャーいわれるのだ。

女の子にも優しいもんだからもう女子はヒロトにメロメロ。

(全く……俺の身になってよね)

「そうだ 緑川、ちょっとでいいから話さない?」

「今 話してるじゃん」

「二人っきりで話したいんだよ」






「緑川 ちょっと脱がない?」

「え、い 今?」

「うん せっかく二人きりなのにもったいないじゃない」

「い 嫌だ!!どうするのさ!!誰かに見られたら!!」

「絶対大丈夫だから」

「大丈夫なわけあるか!!」

「そんなこというと無理矢理するよ?」

「ひぃ!!」

ヒロトは俺の耳にキスをした。

「さ はやくして?」

「……うぅ」

俺はヒロトをちらちら見ながらシャツのボタンを外していく。

「……み みないでよ」

「どうせ見るんだから気にすることないんじゃない?」

「……ははは恥ずかしいよ!!」

俺は胸をばっと隠す。

「女の子みたいだよ 緑川?」

「お 女じゃない!!」

「なら 抵抗してよ」

と生徒会室のソファに押し倒される。

「ぐ、い……ううう!!」

「力ないなぁ 緑川可愛いよ」

「う うるさいうるさい!!」

ヒロトは俺の首筋をすぅと撫でる。

「ぁ…」

「くすぐったいの?それとも」

手を股へと移動させてぎゅうと俺のそれを握った。

「ぁ……ああ」

「気持ちい?」

ヒロトはにこにこしながら俺のそれを撫でる。

「勃ってるよ?」

「ひ ヒロトが、触るか、ら ぁ あぁ!!」

「可愛い」

俺は顔を真っ赤にして目が潤んできた。

「緑川 俺の舐めてよ」

とヒロトのそれを俺の口元に持ってくる。

「……ふぅ ぁ……ん」

「いいよ……上手くなったね」

こんなこと褒められても嬉しくない。

俺は必死にヒロトのそれを舐める。

「ぁ……み どり川 でる!」

その瞬間俺の顔に白濁が飛び散る。

「は…ぁはあ」

「ふふ 綺麗だよ リュウジ」

「……ひ ヒロト……」

ヒロトは俺のズボンと下着をゆっくり脱がすと微笑んだ。

「俺のしゃぶりながらこんなに濡らしちゃったのかい?ふふ」

何を言われたようが事実なのだからふいっとそっぽを向く。

「ほら ズボズボだよ?」

俺の中心を指で出し入れしながら微笑むヒロトに俺は喘ぐことしかできないなんて……

「ぁ あ あぁ ひ ヒロトぉ……!」

「イきたい?我慢しなよ 俺が挿れるまでは」

「そ、そんな……あ ぁあ」

ヒロトは三本も指を入れている。

(うう…ムズムズする……)

奥が凄いムズムズして胸がモヤモヤする。

「ひ ヒロト……あぁ」

「何?何?」

わかっている。ヒロトは俺に言わせたいのだ。

「ヒロ、ト…が 欲、……しい」

「ふふ 仕方ないなぁ」

ヒロトがよっこらせと俺の中に入ってきた。相変わらず簡単にヌルッと入る。

「緑川の中……あつくて溶けちゃいそうだよ」

「ぁあ……んん」

「動くね?」

ヒロトがぐちゅぐちゅと嫌らしい音を部屋に響かせながら動く。

「ぁあ あ あ あ!!ひ ヒロトぉぉ…!!」

「気持ちいかい……?もっと喘ぎなよ!!」

頭の中が真っ白になる。

気持ちい…!

「あ イくよ!!緑川!!」

「あ ま 待って、な 中は

ドクッ

「んん…んぁあ!!ひ ヒロトぉぉ…」

「……ふぅ、嫌だっていわれると中に出したくなるよね」

「ひ、う……中には出して欲しく、なかったのに……」

「え?もう一回?」

「ち 違う!」






「…何やってるの 晴矢」

生徒会室の前で顔を真っ赤にした晴矢は頭を抱えて座っていた。

「え、いや、その」

私は構わず生徒会室のドアをばっとあける。もちろん生徒会室の廊下には人が通ってるわけで……

「おい!!バカ!!お前!!」

「何してるの……君達」

私の目に飛び込んだのは緑川の裸とグランのみたくもない汚いもの。

私は唖然としてぼーっとしてしまう。

「きゃあああ!基山君何してるの?!」

「うわ ま まさか、基山…」

グランはこちらに気づくと青い顔をして笑った。

「あ、や やぁ……みんな」

「……!!」

緑川はあまりの恥ずかしさで顔が真っ赤になっている。

「………だから いったのに バカ風介」






あれから一週間がたった。

「なんか 本当に大変なことしてくれたね 風介?」

ずっと避けていた風介を捕まえた俺はにこっと笑う。

「ま まさか、あんなところで……そんなの普通思わないだろう…!!」

「ぐ グラン……許してやってくれ 俺のせいなんだよ……」

「そうさ 晴矢のせいだ」

「開き直るな」

「とにかく 君達のせいなんだけど 噂が」

あれから憧れの生徒会長とはみんなにいわれなくなってしまった。どちらかというと変態生徒会長。

「つか 自業自得だろう?」

「緑川なんか恥ずかしいとか言って俺に近づいても来ないんだよ?」

「まぁ 近づいて来ないだろうよ」

「あたり前だな」

「誰のせいかな?」

二人はふいっとそっぽを向く。

「ならいっそ公認させてみたらどうだ」

「公認?」

「全校生徒に」

晴矢は少し薄笑いを浮かべながら言った。そうかその手があったか!

「そうする」

「「は?」」

「さっそくやってくるね」

「う 嘘だろ?!グラン!!」

俺は二人を解放し、放送室へ走る。

(緑川……)






「あ、緑川だ」

俺はそう言われる度に顔が真っ赤になる。

(だから……嫌だって言ったんだよ…)

ヒロトを恨む。

(俺はもうみんなからそういう目で見られてるんだ……)

みんながあの事件以来、俺をじろじろみるようになった。

廊下を通る度にひそひそ こそこそ

(ああ……死にたい)

俺はもう誤解だと言えるはずもなく毎日を苦痛に過ごしている。

(ヒロト……どうしてんだろ)

『皆さん きいてください!!』

キーンといきなり放送がはじまった。

「ひ ヒロト…?」

『この間の噂 あれは事実です』

一瞬で俺は真っ赤になる。

みんなの視線が俺に集中する。

『確かに……生徒会長という立場でありながらあのような行動をしてしまったこと、皆さんにお詫びします 緑川にも』

周りからは「お前みたいな生徒会長辞めちまえ!!」「よ!エロホモ会長!!」などとみんなが歓声をあげている。

(あぁ、もう……何やってんだよ)

『ただ 俺は緑川が好きです 愛しています』

その瞬間 みんなが静かになる。

『緑川も俺も男同士です……でも男同士は恋愛してはいけないんですか』

(……!)

『俺はそんなこと思いません 好きになる気持ちに嘘はつけないから 違いますか?』

みんなはむうっと考えている。

『俺はだからリュウジが好き 好きなんだ』

「ヒロト……」

人の目を気にして……何で俺は避けていたんだろう。

だんだん目に涙が溜まってきた。

「ヒロト!!」

俺は周りを気にせず放送室へ走る。

『だから もう噂はやめてください』

ヒロト!!ヒロト……

『俺にとっては皆さんと同じ恋愛なんだから!!』

「ヒロト!!!!!!」

放送室のドアをバンッと開ける。

「み 緑川?!」

「俺も!!俺もヒロトが好き!!」

俺でもわかるぐらい凄いでかい声だ。

ヒロトに抱きつく。

「みんなにバレたって俺の気持ちはやっぱり変わらない……!ヒロトぉ…」

涙が溢れ出す。

「緑川 俺も同じだよ」

ヒロトはそっと俺にキスをした。

初めてした時より優しいキス。

ぱち…ぱちぱち

音がする方を向くと放送室のドアから沢山の生徒が拍手をしていた。

「……み みんな」

放送室の前の校庭からは「お似合いカップル!!」「ひゅーひゅー!!」など歓声があがる。

「みんな わかってくれたんだね……」

「みんな……!」

俺達はにこっと笑うと今度は俺からキスをする。





















にいる、それがあたり前
(これで君と本当に結ばれた気がする)










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こんな感じでしょうか……
ヒロトの放送…ぁあ…(泣)
変になって…しまった

request thank you!

また宜しくお願いします




Thanks! 確かに恋だった

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