「よし……できた」

僕はそれを封筒に入れ真ん中にシールを貼る。何日もかけて書いたこの手紙は今日の為だけに一生懸命書いてきた。

(喜んでくれるかな……)

俺はうきうきしながら椅子に座り足をばたつかせる。

そしてそっとその手紙に口づけをする。

「豪炎寺さん……」






「今日も頑張っていくぞ!!」

円堂がみんなに声をかけていく。俺はいつも通りに練習メニューをこなしといく。

やっと一通り終わり水分補給をする。

「あ あの 豪炎寺さん……」

「ん?」

振り向けばそこにはまだ付き合って間もない虎丸がいた。

なにか後ろに隠しているのか手を後ろに回してもじもじしている。

「何だ 虎丸」

「あ……いえ えっと」

「?」

「こ これ!!」

と俺に手紙を渡してくる。

「と 虎……丸?」

「あの……もらってください!!」

俺は手紙を受け取ると虎丸が頬を赤らめていることに気づく。

「虎丸……」

「あの 俺……いつも豪炎寺さんにばっかり言わせて……それで だから」

「虎丸」

俺は虎丸を抱きしめる。案の定虎丸は顔真っ赤にし、体温がだんだんあがっていく。

「ご ご 豪炎寺さ……」

「ありがとう……大切にする」

「え え……あ あぁ………」

「好きだ……虎丸」

「ふぁ……あ あの………」

「何だ?」

「は 恥ずかしい……ですよ」






















貴方ラブレター
(み…みんな見てます……豪炎寺さん…)
(気にすることない)
(……うぅ)










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みんな今日は豪虎の日だ!!
この日を待ってました(笑)

可愛いよ 虎丸たん




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