※性的表現あり










「風丸ってなんか女の子みたいだよね」

ふと緑川がそんなことを呟きながら俺の髪を撫でる。

「……緑川だって女の子みたいだぞ」

「えー…風丸の方が髪、サラサラだし顔も可愛いじゃん」

俺は「緑川」と彼を呼ぶ。

「ん?」

俺を見る無垢な彼は全然悪気なんかなかったかのように笑う。

「本気でそう思ってるのか?」

「……へ、?」

俺は緑川の唇を指でなぞる。

「どうなんだ……?」

耳元で囁けば緑川は「ひ、ぅ」と言う。

「ご…ごめん、か、風丸…」

「許さない」






「ぃ、ぁああ……!!」

俺は緑川の中心にバイブを挿れ、彼が喘いでいるのをじーっと見ている。

手を暴れないようにキツく紐で結んだので自らこれを止めることも出来ない。

「どうだ?緑川……女に攻められる気持ちは」

「と、とめ……ぁ、ああ」

「ほら、どっちが女の子だ?」

「ひ、ぃう」

「こんなにここをドロドロさせんのは女の子か緑川ぐらいじゃないのか……?」

緑川がボロボロと涙を流しはじめた。

「か、かぜま、る」

「そろそろ、欲しい…か?」

緑川は微かに頷いた。

「聞こえない、ぜ?」

「ぅ、か…かぜま、るが…ぁ、ほしい」

俺は緑川に軽くキスをする。

「よく言えました」






















君の方が可愛いよ
(女の子なのはどっちかな?)










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風緑ちゃんです
最初の方のシチュにさせていただきました
ど、どうですかね……

風丸のドSが書けて
楽しかったですっ!



120110

第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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