倉南
















ちゅ、ちゅっ

と可愛いらしい音が部屋に響く。

精一杯、彼を満足させようと深いキスをする。何回も何回も。

「も……いっかい、」

「……まだ、するんですか?」

こちらとしては嬉しいが彼は息が乱れていて苦しそうに見える。

「大丈夫ですか?」

「へ、…き」

絶対大丈夫なわけない。

「無理しないでくださいよ」

「無理してねぇ……よ」

絶対、無理してる。

「た、たりねぇ、よ」

「は?」

「お前が……たりない」

俺の肩を掴んでそんなこというものだからセーブがきかなくなりそうだ。

俺は南沢さんの肩を掴んでキスをした。

そのままゆっくり押し倒す。

彼はびっくりしたように目を見開いた。

「は、ぁ……倉間」

「そんなにたりないなら満足させてたげますよ」

「ち……」

「あっれー?不満なんですか?」

にやっと笑うと南沢さんは首を横に振る。

「はやく満足させろよ」




















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倉南!




110824

第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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