「神童は甘いもん好き?」 帰り道、南沢さんが珍しく一緒に帰ろうと言ってきたのでにこにこしていたらそんなことをいきなりきかれた。 「……好き、ですけど」 「やっぱり、」 南沢さんは自信があったみたいで、前髪を触って笑った。 「好きだと思った」 「どうして……ですか」 「ふわふわしてっから」 なんだ、その自信たっぷりな顔は、 俺はぷっと吹き出す。 「は?何だよ」 「え、いや」 俺はふふふと笑うと南沢さんはまた前髪を触って頬を赤らめた。 「せっかく、甘いもん好きの神童クンの好きそうなスイーツがあるカフェにでも行ってやろうと思ったのに」 にやっと笑って南沢さんは俺の耳元で囁く。 「行きたい、だろ?」 「!!」 バッと耳を抑える。 俺は顔に熱を感じた。 「み、みみ南沢さ……ん」 「どうする?」 顔を近づけられる。 「行きたい?……それとも、」 額にキスをされた。 「行きたく、ない?」 俺はもう視界がぼやけてきた。 (ち、近い) 「ぃ、いきたい……です」 そう言うと南沢さんはくすっと笑って俺にキスをした。 「……ぁ」 「ご褒美」 「み、南沢さん…!」 俺がむっとすると微笑んだ。 「ほら、行くぞ」 (俺に承諾を得る為にわざわざこんなことをして……全く、) 俺は南沢さんにバレないように、くすっと笑う。 (素直じゃないんだから、) 意外と子供なんですね (そんな貴方が大好きな俺も、子供) ---------- 南拓です、 二人が大好きな私にとっては、 こんなにおいしいものはありません 南沢さんは素直じゃない感じが するので……こんな感じになりました 拓人はとりあえず南沢さんと ラブラブしてればいいな 素敵なリクエストありがとうございました! これからもよろしくお願いします! 110622 |