部活が終わり欠伸をする。

「おいおい でっかい欠伸だな」

「ぁあ?」

そう言ってケラケラ笑う三国を睨む。

三国は「悪い悪い」とまた笑った。

「はぁ、今日も眠いな」

「南沢はいつも眠いしか言ってないよな」

「だって眠いんだから仕方ねぇし」

「はいはい」

そう言って俺の頭をぽんぽんと叩いた。

「……帰んねーの?」

「いや お前を待ってんだよ」

部室でのろのろと着替えている俺の横でにこにこする三国。

もはや他の奴らはいない。

「あそ、」

「南沢 ボタン ずれてるぞ」

そう言って俺のYシャツを引っ張る。

「は、ちょっとま

「直してやるからじっとしてろよ」

ちょっとずつボタンが開けられていく。

(ななな、)

何ドキドキしてんだ、

「寝ぼけてんのか?」

「……ん、そうかもな」

三国がくすっと笑った。

「ほら」

「ありがと」

ふぅ、と息を吐く。

(落ち着け、自分)

「つか南沢細いな」

「は、ひ」

三国が俺のウエストを撫でる。

「ちゃんと、食べるか?」

「ぁ…ち ちょっと、さ 三国…く くすぐった、い」

「南沢……お前のそんな顔はじめてみた」

三国はにかっと笑うと俺のウエストに抱きついてきた。

「あったけーな」

「は 離れろ、よ」

顔が熱いどうしよう。

「なんか、南沢 可愛いな」

「なな、な」

何言ってんだよ、ばかな奴






















いつもとうおとの時間
(それはちょっとした何かのはじまり)










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南沢が可愛いすぎて最近辛いです





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