※性的表現あり










(遅い……何してるんだろう)

部室で円堂監督を待ってもう30分はたった気がする。

自分以外誰もいないので話し相手もいない。

(作戦を練ろうと言ったのはあっちなのに、)

いい加減、帰りたくなってきた。

「……何してるんだろう、本当に」

そう呟いたと同時にドアの向こうで足音がきこえてきた。

ドアが勢いよく開く。

「ごめんな、遅くなっちゃって」

予想通り円堂監督だった。

「いえ……大丈夫です」

俺は少し笑ってそう答えると円堂監督はにこっと笑った。

「さて……やるかな」

「はい、お願いします」

俺は椅子に座り直すと円堂監督を見上げる。

ガチャ

「………?鍵、なんで

「さぁ、何でだと思う?」

円堂監督はドアの鍵を閉めて俺の頬に手を添えてきた。

(……ん、?な なんか…)

嫌な予感がする。

「どうした…?神童」

「あ あの、ちか…い です」

顔がだんだん真っ赤になっていく。

「力抜けって、暴れなければ優しくするからさ」

「や 優しく……って」

その言葉を合図に俺は後ろにひっくり返る。椅子のうるさい音が耳を痛めた。

頭を打ったみたいだけどそれよりも目の前の監督の方が気になって痛みは全然感じない。

「ぁ……え 円堂……監督?」

「神童って可愛いよな」

そう言われてびっくりしているとキスをされた。

深い。

「……ずっと、したかったんだ」

「ぇ……んど…か かんとく…」

俺の着ているユニフォームをめくって胸にキスをされた。

「ぁ…ひぅ!」

「感じるのか…?神童」

(なんで、こんなこと……)

そう思っていたらズボンを下げられいて、……あ もう遅かったか、

「ぃ いや……やめ」

顔なんか涙と鼻水でぐちゃぐちゃだろうな。

怖い、怖い怖い怖い

「意外と柔らかいな…!」

にっと笑って俺の中心に円堂監督の指が出し入れする。

「ぁ…あう、や やぁ」

「気持ちい、だろ?」

首を傾げてくる円堂監督に俺は首を横に振る。

「さて、そろそろかな」

「な……なにが」

わけのわからないまま円堂監督は俺の中心から指を抜いて、その代わり自分自身のを押し当ててきた。

(ま…まさか……?!)

「ちょっと我慢してな……」

「ぃ、や やめ」

ズブッ

「ひぃうう、あああ…あう、ああ!!」

一気に奥まで挿れられて体が痛みに支配される。

「ぃ……いた あ あ あぁ」

「大丈夫か……?」

頭を撫でられる。

(大丈夫なわけ……あるか)

円堂監督をキッと睨むとにこっと返された。

「すぐ気持ちよくなるからな」

「……え、」

そう言った途端に円堂監督が動きはじめた。

嫌らしい水音が部室に響く。

「ぁ…ああ……あああ!!」

「神童、神童……好きだ……好き」

すき、

すき……って、

俺は、

「お……れ、も」

自分は何を言おうとしてるんだ。

「す………」

「神童…?」

「き、です」

ああ……俺は、

「そっか、ありがとな」

この人が………

「愛してるぜ」

本当に

好きなのか………?






















いかきかもらずに
(そして俺はあなたと偽りのキスをする)










----------

円拓です!

「円堂が作戦を練るという口実で拓人を呼び襲う」というリクだったのですが……

い、いかがでしょうか…
一応頑張ってみました!

円堂……誰という感じになってしまった
ことに悔しさが……←

素敵なリクエストありがとうございます!
これからもよろしくお願いします




110522

「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -