コンビニにいこうと源田が言い出したのでかなり面倒だったけどどうせ暇だしいっかなと思って源田の後ろを歩く。

「佐久間、何か食べたいもんあるか?」

「んー、じゃあ あれ」

「あれって肉まん?」

「何でこんなクソ暑いのに肉まんなんだよ、この馬鹿源田!」

とべしっと背中を叩く。

「あ それ気持ちい」

「お お前……Mだっけ」

「ん?違うと思うぞ」

あ、こいつ絶対わかってないな。

「肉まんじゃなくてアイスだって」

「なんだ 菓子パンかと思った」

「お前の夏の食べ物のイメージがわからねー」

「ラムネか、カレーだろやっぱ」

「いやいや、ラムネ飲み物 カレーは季節関係ねぇだろ」

また源田を叩く。

「ははは、ほら ついたぞ」

コンビニの自動ドアが開く、一気に涼しい風が俺を包む。

「ふぅ、涼しいぃ」

「ずっとここに居たいな」

源田は雑誌をサッととったりお菓子を選んだりとてきぱき買いたい物を集めていく。

「で?佐久間は?」

「これ」

俺はソーダ味のアイスを源田に見せる。

「先 買えよ 源田」

先にレジに行かせようとしたら源田に腕を掴まれた。

「ほら アイスかせってば」

源田は俺からアイスを奪うとにっと笑った。

「これぐらい奢らせてくれ」






「あー暑いな」

「俺 涼しい」

源田に買ってもらったアイスを食べながら帰り道を歩く。

源田はにこにこしながらアイスを食べる俺を見てくる。

「……た 食べるか?」

源田にアイスを突きつける。

「え でもこれ佐久間の食べかけ…」

「も 文句あんならやらねぇからな」

なんか頬が熱い。

アイスを食べて涼しかったのにまた暑くなってきた。

「いや もらうよ ありがとな」

「ふん」

俺は源田の前をすたすた歩く。

「佐久間」

ぐいっと引っ張られて振り向くとキスされた。

なんか源田の口の中が冷たいと思ったらアイスを俺に口移しであげてるつもりらしい。

「お お前ば バカなのか?!」

「ほら」

手を繋がれる。

「手、繋ごう」






















アイスけるぐらいあつあつで
(本当に恥ずかしい奴)










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源佐久です!
なんとかできました!


リクエストありがとうございました
またよろしくお願いします!





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