ある日、キャプテンに家に来ないかと誘われた。キャプテンの家に行くのは何ヶ月ぶりだろう。 家につくとキャプテンのお母さんがおいしいクッキーをくれた。 甘くておいしくて僕もキャプテンもにこにこしてた。 「なぁ 吹雪!!外でサッカーしようぜ」 そんな風にいつものように頷いて外に出た。ちょっと不思議に思ったけどね。 家で遊ぶと思ったから、 それでこの先に公園があるからそこでサッカーをしようと言うから僕はついて行った。 「わぁ こんなところに公園があったんだね」 「ああ!二人ならここで十分だろ?」 にかっと笑うキャプテンは僕にボールを蹴ってきた。 「よし!来い!!」 「うん!!」 思いっきりボールを蹴ると必ず君はとってくれる。 「ナイスシュートだ!吹雪!!」 いつものように嬉しくなってずっとボールを蹴っていた。 いつも通りに、 「このすべり台高いなぁ」 「ちょっと怖いよな」 すべり台の上に乗ってちょっと休憩中。 「ふぁ 腹減ったな!」 「うん でももうすぐ夕飯じゃない?」 「ああ!秋達 今日何作るかな」 「僕はハンバーグがいいな」 「お!いいな!!」 キャプテンのお腹がぐぅとなったのでお互い笑い合う。 「あ そうだ 吹雪 ちょっとこれ持っててくれるか?」 とボールを渡してきた。 「俺が今日 吹雪を家によんだのは公園でサッカーするためと後もう一つ大事な用事があるんだよ」 「え?」 今までにみたことない真剣な顔でキャプテンはそう言った。 すべり台を滑ってキャプテンは「そこから見ててくれ!」と言ってきた。 (なんだろう、) ドキドキする。 すると木の枝で何やら地面に文字を書き始めた。 「……ん? す?」 なんとなく“す”にみえる。 キャプテンは次の文字を書き始めた。 「よし!!読めるか?」 「す………き」 僕は顔が真っ赤になっていくのを感じた。 「好きだ!!吹雪!!」 ああ…もぅ 恥ずかしいなぁ 地面に書いた『すき』 (いきなり告白なんてずるい) ********** 5位の円吹です キャプテンの男らしさが伝わってくれればなんて思ってます… はじめて円堂を書いたので… ちょっと変なとこがありますが…… 許してやってください、 |