風不
















「不動 今日の夕飯やばいらしいぞ?」

「は?何が」

「トマト尽くしらしい」

「な なな」

なななななんだってぇえ

「トマトのスープ トマトのオムレツ トマトご飯 トマトのサラダにデザートはトマト そしてトマトジュース」

「ななな なんだ、こ ここのマネージャーは俺をいじめたいのか…」

「ま まぁ 仕方ないだろ」

「何が仕方ねぇんだよ!!どうすんだよ!!俺、耐えられねぇよ!!」

にこにこ

「俺が不動を守ってやろうか」

「な なんだよ、もう、無理だろうが」

「まだ間に合うさ」

「は?」

「俺にキスしてくれたら 俺が魔法でなんとかしてやるよ」

「ま 魔法、だと…?」

ふふん、不動こい!

「さぁ どうする?」

「………本当だろうな」

「ああ 絶対大丈夫!」

「…目 開けたら殺す、」

「はいはい」

ちゅ

「これで

「愛が足りない」

(こ この、)

ちゅうう

「どうだ!」

「もっともっと」

「お前本当だろうな、まぢで!!」






―そんな感じで夕飯―



「……!!ま まじ 風丸すげぇ」

「ないだろ?俺の魔法がきいたのさ」

「す すげぇ!ありがとな!!」

にこにこ

(騙されてるとは知らず、可愛いなぁ)




















---------------

不動ってなんだかんだで
騙されちゃいそうなんだよなぁ




110504

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -