横にいる白いうさぎのような彼はにこにこしながら最近のチームメイトについて楽しそうに話す。 俺はこの時間が好きだ。 他人からみれば普通のことかもしれないが俺……いや 俺達にとってはとても幸せな時間なのだ。 「それでね、キャプテンが……ねぇ、きいてる?」 俺ははっとなる。 どうやらフブキをじっと見て停止していたみたいだ。 「きいてるよ」 「嘘だよ……フィディオ君 今 ぼーっとしてたもん」 フブキはむすっとしてしまった。 「フブキのこと考えてたんだよ?」 「え……?」 「こうやってフブキと話してる時が、俺にとっては凄い幸せなことだなって思ってね」 「……そうだね 僕もだよ」 フブキはにこっと笑うと抱きついてきた。 「僕ねフィディオ君以外何もいらないや」 「本当に?」 「僕と君がいれば……幸せ」 俺はゆっくりフブキの頭を撫でる。 「そうだね……俺も、」 君のためなら何もいらない (いらない……君がいればそれで) ***** 幸せな君達が好きだよ……うん |