私だけのものに

「愛してる」

「私もよ」

「だったら…っ!!」

追いかけようとする銀時。

「でも」

そう言って振り返る玲音。

「もう無理なの」

ニコッと悲しげな笑みを浮かべると前へ向き直り、歩き始める。

「アレ?どこ行くアルカ??」

「神楽ちゃん……」

ちょうど帰ってきた神楽の笑顔が胸に刺さる。

「気を付けて行って来るアルヨ!!」

軽く微笑み、すぐに背を向け歩き出す。

「アレ。銀ちゃん」

「どうして泣いてるアル??」

(え…)

「ウンコでも漏らしたアルカ??」

(ふふっ)

「サヨウナラ」

愛してる…

でも……

―――私だけのものにならない貴方が辛かった。

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あとがき
これを友人に見せたら大爆笑されました。
それくらい恥ずかしい文章ということでしょうか←

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