ヤン零:メール編
「今、偶然友達に会ってね。そしたら最近付き合い悪いねって言われた。でもね、私最近誰からも誘われた覚えがないの。携帯見直してもメールなんて着てなかったし。」
部屋に入ってきた玲音が突然話し出すものだから、一体どうしたのかと不思議に思いながら零は耳を傾ける。
「でもね、友達の携帯にはちゃんと送信履歴が残ってて、私のアドレスからお断りの返信メールも届いてるの。」
そこまで言って玲音は零に近づく。
「これ、どういうことかな?零がやったわけじゃないよね?!」
他にこんなことが出来る人物はいない、でも違っていて欲しい。
そう、縋るような思いで聞いてみる。
「え?オレだよ??」
しかし零は何が悪いのかわからないというように、キョトンとした顔で答える。
「なっ……」
その言葉を聞き、凍りつく。
「だって玲音はオレといるんだから他の奴と会う必要ないだろ?そんなことされたらオレも寂しいし。まぁ玲音も当然寂しいだろうけど。だから本当は断りたいんだろうけど、なかなかそうは言えないみたいだからオレが代わりに送っておいたよ!」
ニコッといつもの笑顔で零は言う。
「はっ…?ふざけてるの?!そんなことしたら私、友達いなくなっちゃうじゃん!!」
怒りに震えながら零の肩を掴む。
「え?だってオレがいるからいいじゃないか。そんなに怒ってどうしたの?とにかく落ち着きなよ。」
玲音が肩においた手を零は握り締める。
「大丈夫!玲音のことは一生オレが愛してあげるから!」
怒りが恐怖に変わり、動けなくなった玲音に零はそっと口付けた。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
あとがき
初ヤン零夢。
うぅ…違うんだっ…本当は…斧を振り回すヤン零を書きたいんだっ…!!
しかしなかなか書き進まなかったもので、友人の彼氏がとりそうな行動を想像してたらすんなり書けました☆(意味怖)
いや、こんなことはしてない(と思う)けどね!!!
ということでもちろんリベンジしようと思ってます><
みよこさんにはちゃんともっと病んだ零が書けたら捧げますね!!
[ 36/41 ][*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]