2011.09.26_銀二ver
(赤木さん…?)
(嫌、何処に行くの?!)
(置いていかないで…)
(赤木さん、赤木さん、赤木さんっ……!!!)
「っ…玲音っ!」
「あ…あかぎさ…っ?!」
目を開けると、そこには苦しそうに微笑む銀二がいた。
「ごめんなさいっ!!私…」
玲音は一瞬でも赤木と見間違えた事を謝る。
「構わねぇよ。そんなことより、大丈夫か?」
そう言って銀二は玲音の頭を、そっと優しくなでる。
「うん。もう大丈夫!」
銀二に向かい、笑顔を見せながら玲音は懸命に涙を拭う。
「そうか。でも、今日くらいはアイツの事だけ考えててもいいんだぜ?」
そう言ってカレンダーを指差す。
「あ…」
そうか。だからこんな夢を…。
「もうこんな時期だったんだね。」
しっかりと丸を付けられた、今日は9月26日。
「行くか、墓参り。」
「うんっ!」
今日だけは、お前にコイツを返してやるよ。
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(赤木さん、今でもまだ自ら命を絶つ貴方を止められなかった事を悔やむ日があるけれど、それでも今、銀さんと一緒にいられて、私はとっても幸せです。いつかそっちに行ったら、貴方は嫉妬してくれるかしら?)
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あとがき
命日に上げたかったけれど、サイトの開設が間に合わずに遅れた神域追悼夢となりました。しかも赤木さん出てこない;
私は銀さんと赤木さんが大好きなので、この3人が絡んだ夢が書けたらなぁと思っております。欲張りでごめんなさい><
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