幸せの法則


「あったかいねぇ〜」
「しあわせですねー」

大きな窓からぽかぽかした太陽の光がたくさん入ってきてる。ここに引っ越してきてからこの大きな窓に対して何も思ったことはなかったけど、今だけは感謝してる。

ふわふわのカーペットの上にヒメと二人で寝転んで幸せタイム。ヒメのパートナーのエーフィとぼくのバチュルもモンスターボールから出して一緒に日向ぼっこ。ヒメがエーフィの喉を軽く擽ると気持ち良さそうに目を閉じてる。そんな何でもない時間が無償に愛しくて仕方なかった。

「わ、びっくりした。」

寝転んでいるヒメを後ろからぎゅって抱き締める。ぼくの腕の中にすっぽりと収まる小さな体。柔らかくて良い匂いがする。なんでこんなに落ち着くんだろう。こんな気持ち初めてなんだ。

「クダリさんあったかくて眠くなってきます〜」
「寝ちゃおっか?」
「んー、」

早くも寝ぼけたような返事が返ってきた。しばらくするとすぅすぅと寝息が聞こえてきた
。寝付くの早いなぁ。ちらりと見える真っ白な項に軽くキスをひとつ落として、ヒメを抱きしめ直した。ぴったりくっついているせいでヒメの心臓の音が聴こえる。とくんとくんと一定のリズムで鳴る音にひどく安心してぼくの瞼もゆるゆると降りてきた。






ふと目が覚めて真っ先に確認するのは腕の中の体温。それがそこにあることを確認してからぼくら掛けてあるブランケット気付いた。確かこれはソファの上にあったはず。エーフィとバチュルのモンスターボールがころんと転がっていた。おそらく二匹が掛けてくれたんだろう。
なんだかこのまま起きてしまうのはすごくもったいないような気がしてそのまま眠気に任せてもう一度目を閉じた。


幸せの法則
(もう、それだけであとはなにもいらない。)






*****
リツ様へのキリリクのクダリ夢でした。
ほのぼの甘のリクエストを頂いていましたが答えられたでしょうか?><返品も承っています!何かございましたらお申し付け下さい。
リクありがとうございました!これからも宜しくお願いします^^




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -