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▲present for you


※海外マス注意







インゴがうんうん唸りながらなんか雑誌見てる。何してるんダロ?てゆーか、仕事中なのに。インゴがサボタージュする珍しい!

「イーンゴ、何してんの?」
「エメット!オマエをadviserに任命しましょう。」
「...What?」










インゴから事情を聞くとカノジョのヒメがもうすぐ誕生日なんだって。でもインゴは今まで本命とかいなかったから何をプレゼントしたらいいかわからなくて悩んでいたらしい。

いくら女の子にプレゼントしたことないって言ってもアレはない。インゴが読んでた雑誌はとても口に出来ないような夜のアイテムがいっぱい載っているヤツだ。インゴにそのことを言うと、「今までの女はそれで喜んでおりましたヨ?」なーんて言ったんダヨ?あり得ないよね!

「では何が良いのです?ブランド物のバックですか?」
「えー、でもヒメってあんまりブランド品とか持ってないよね。」
「そうデス!これを機にエンゲージリングに致しましょう!」
「バカ!!」

まだ付き合ってからそんなに経ってないのに階段すっ飛ばしスギ!もー、インゴがここまでバカだとは思ってなかったよ。

「あのさ、ヒメが最近欲しいって言ってるものとかないの?」
「ホームベーカリー?が欲しいと昨日言っておりました。」
「あるじゃん!もうソレ一択でしょ!」
「でも女性の誕生日にホームベーカリーなど送っても良いのでしょうカ?mother's dayのようではありませんか。」
「ヒメ料理好きなんでしょ?絶対喜ぶよ!」
「ナルホド!ではホームベーカリーに致しましょう!」

インゴも嬉しそうだしボク良い仕事したんじゃない?あとはインゴが休みにの日にでも買いに行ってプレゼントすれば良いよネ。
うーん、でもヒメってばスゴイ!あのインゴをここまでさせるなんて。インゴも前も比べて雰囲気も柔らかくなったし、何より幸せそう!
インゴとヒメがずーっと一緒にいれますように。












それからしばらくして鉄道員達の間で、インゴがヨドバ●カメラのホームベーカリーコーナーの前で般若みたいな顔でうろうろしてたって噂になってた。







present for you
「ヒメ、Happy birthday」
「わー!この前欲しいって言ってたホームベーカリー!すっごく嬉しいです!」
「あと、コレを、」
「なんですか?」
「エンゲージリングです。」
「...!」



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