50000hit project | ナノ

ガーネットの砂浜


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20000hit projectのスカーレットラインの続編です。










「明日マツバさんとハルさんがこっちに来るみたいですよ。」
「おや、インゴ様とエメット様も来られると連絡がありました。」
「げ、さっきカミツレちゃんからも明日休みだから遊べってメール来てた。」

「「「・・・」」」







これは所謂トリプルブッキングと言うやつでは。
マツバ達は旅行の日程をずらせないし、カミツレも久しぶりのオフ、インゴ達も中々取れない有給を取って来るのだから無下に断ることは出来ない。こうなってしまっては仕方がないので、全員で会おうということで一致した。そして、

「前に一緒に仕事した人か、プライベートビーチを貸してくれるって言うから行きましょうよ!」

との、カミツレの一言でそれぞれ水着を用意して、全員で海に行くことがここに決まったのだった。
カリスマモデルに、イッシュのサブウェイマスターと海外のサブウェイボス、別地方のジムリーダーとくれば目立つことこの上ない。確かにプライベートビーチのような人目のないところが安心安全だ。ノボリのような嫉妬深い人がいるなら尚更。



「明日楽しみですねぇ。」
「私はインゴ様が来られるのが心配でございます。」
「ぼくもー。」
「? インゴさんですか?」
「ヒメは知らなくていーの。」
「...はあ。」
「ヒメの水着は私が用意したわよ!」
「ありがとうございます!」
「露出が多いものではないでしょうね?」
「小姑みたいね。」
「ところでカミツレちゃん泊まってくの?」
「当然よ!」









「ヒメちゃん元気かな?」
「結構頻繁にメールしてるじゃないか。」
「メールと会うのは全然違うの!」
「ふふ、それは失礼。」










「明日ヒメのトモダチも来るんだって。カワイイ子だといいな〜」
「ワタクシはヒメ以外興味がありませんネ。」
「ノボリがいるのに?」
「関係ありませんね。」







こうしてそれぞれの夜は過ぎて行ったのだった。














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