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「ヒメ様に関して知っていることを全て教えてくださいまし!」
それからのノボリの尋問はすごかった。
「だーかーらー!ぼくもいっぱい話したことあるわけじゃないから知らないけど、ヒメって名前で出身がカントー地方、全国を旅して回ってるトレーナーってことくらいしか知らないってば!」
もー、ノボリってこんなにめんどくさかったかなあ?それだけの情報でも嬉しそうに「カントー出身でいらっしゃるのですね…」ってつぶやくノボリをちょっとだけかわいいって思っちゃった。
「次はいつバトルサブウェイに来て頂けるのでしょうか?」
「そんなのぼくにだってわかんないよー。でもポケモンの育成もばっちりで、技の指示も適格だったしすごい子だよね!」
「ええ、あんなに心躍るバトルは久しぶりでございました」
「早く来てくれるといいね」
「本当にお会いできるのが楽しみでございます。」
その日のぼくたちのお昼休みはヒメの話で持ち切りだった。