ノスタルジックガール | ナノ

04

 
「ヒメ様に関して知っていることを全て教えてくださいまし!」


それからのノボリの尋問はすごかった。

「だーかーらー!ぼくもいっぱい話したことあるわけじゃないから知らないけど、ヒメって名前で出身がカントー地方、全国を旅して回ってるトレーナーってことくらいしか知らないってば!」

もー、ノボリってこんなにめんどくさかったかなあ?それだけの情報でも嬉しそうに「カントー出身でいらっしゃるのですね…」ってつぶやくノボリをちょっとだけかわいいって思っちゃった。



「次はいつバトルサブウェイに来て頂けるのでしょうか?」

「そんなのぼくにだってわかんないよー。でもポケモンの育成もばっちりで、技の指示も適格だったしすごい子だよね!」

「ええ、あんなに心躍るバトルは久しぶりでございました」

「早く来てくれるといいね」

「本当にお会いできるのが楽しみでございます。」

その日のぼくたちのお昼休みはヒメの話で持ち切りだった。

 
 


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