ねためも | ナノ


初心にかえってシャーマンキング





貴様俺に殺されたいのか、蓮は我慢ならない様子でついに彼の上に跨った。
「そんなつもり、ねえよ」
「じゃあどうしてあんなことを言う?」
「だって」
ホロホロは無邪気を気取る目に深く影を落とした。部外者への強い差別が彼の血にも根強く遺っていた。
「だってお前もいつか俺を」
「俺はそんな愚かしいことはしない!俺は寛大でなければならない、俺は」
自分の下でホロホロがふふんと笑ったのを蓮は聴いた。三白眼がシニカルに細められる。
「ほォら、やっぱりお前もだ」
口を開いた彼の中に鋭い犬歯を見つけたとき、蓮は堪えきれず、噛みつくようなキスをした。





111001 遠吠え




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