ねためも | ナノ


まさかの俺得コラボ




切ないものだ。目を閉じ耳を塞ぐ度に、見つからない身体を求め彷徨う自分が居た。高架下に出て、性懲りも無く今夜も捜した。何故、見つからない。何故、私を置き去りにして行ってしまったのか?私は捜した。
切ないものだ。目を閉じ耳を塞ぐ度に、見つからない身体を求め彷徨う自分が居た。雪の中に出て、性懲りも無く今夜も捜した。何故、見つからない。何故、僕を置き去りにして行ってしまったのか?僕は捜した。
目が覚めた後の世界が夢なら善いのにとは言わない。夢の中では家族が私の(僕の)帰りを待っている。そこは明るくそして暖かい。現実、個人が各々の槍を貫き通す世界は変わらない。だから手帳は嗤える位詰まったスケジュールと、泣きたい位安易な願望で埋まっている。眠る前はいつも、水とともに月一で手に入れる安心感を飲み干しているのだ。いくつも見える時計と、携帯電話と、ベッド脇のランプが案内人である。そろそろ会いたいなア。



110919 タイムマシンをさがしてる




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