白日メスを持つ手で夜毎自分を犯すのだと思うと、これはもうどうしようもないような何かが背筋を這い上がる。(その名は快楽とも背徳とも云う)父は、ひとりの男として今、彼の妻を愛している。自分はそれを体感するだけだ。羊水に揺られて繋がっていたのだから感覚は同じくして身を侵蝕する。母と子、そして自分は自分を形成したひとつの根本的素材を呑み込んだ我らがしあわせを知るものは無し、110402 high conc.DNA