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 ※ベイビー・フェイス

※観覧注意

















ずっと一緒にいるよりも、今の一瞬を手放したくなかった。







肌に触れる、ひとつひとつが、丁寧で、とても優しかった。

ジュードがいつも、肌に触れる時は、ジュードの性格を匂わせるものであった。

『僕の初めては、全部、君なんだよ』


そんなことを言っていたが、果たしてそれは本当なのか、と疑うこともあった。

そんなことを言ったら、その時だけは、優しさもなく、自身に刻み込めるような抱き方をされた。

荒々しく、限界を超えたとしても、ジュードが許してくれなかった。


『ミラが、そんなこと言うから』


この時ばかりは、よくわかりました、ごめんなさい、と心の中で何度も彼に謝罪をした。

まさか意識が飛ぶとは、思わなかった。


あの時の抱き方も、今の抱き方も、ジュードはジュードだった。

飽きさせないようにしているのもわかる、それがまたジュードらしい。

別に気にすることないのに、と思う。



(私がそういうのを気にしないって、わかっているだろうに)



けれど、こういう時に実感してしまうのも情けないが、彼のすべてが、本当に愛おしい。

ひとつになった後も、もっともっと、ひとつになりたいと思う。
骨の髄まで、重なり合いたい。



「ミラ……」



ミラの願いが伝わったのか、ジュードが繋がったまま、ミラの上に覆い被さり、浅く深くを繰り返したキスをした。
ミラはジュードの頭に両手を絡めて、骨の髄までの快楽を味わった。




「その顔、もっと見せて。それ、すごく好き」





ジュードの言葉にミラは、



「私は君の、余裕をなくした顔が、もっと見たい」




と返し、交わっているこの瞬間を、更に引き延ばそうと、自ら腰を動かして見せた。
構えていなかった為、下半身に襲ってくる刺激にジュードが目を細めた。

油断ならない、この人には。







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