もう、旦那ったらどこほっつき歩いてるんだろうね。
待っとけつったのにさ、帰ってきやしない。

だから、忘れ物なんて俺が取ってきてやるって言ったのに。グーで殴って、お前はもう着いてくるなだって!
それで大人しく待ってる自分も自分。で、今更思い出しても時既に遅しとはこのこと。

アイツ等が事に及んでんのスッカリ忘れてた。


今日馬鹿みたいにニヤニヤニヤニヤした卑しい笑みを浮かべた風来坊に、俺、放課後政宗とヤルから。
そんないらない情報をあのムカつく(何度でも言うよ)ニヤニヤした顔で告げられた。
もう、マジでどうでもいいんですけど。

つか、なんで俺様が気を使わなきゃならないわけ?
なんか、馬鹿らしくなってきた。

けど、見つかってアイツ等が血迷わない内に、旦那の貞操を守らなければ。
アイツ等のことだ、旦那を加えようなんてあらぬこと言いそうなんだよ。
其だけは何としてでも阻止!

でも、旦那のことだから破廉恥極まりない!とか騒いでぶっ潰すってのもあるな。それは全然大丈夫。むしろグッジョブ。

まぁ、でも、俺は前者に賭けるけど。
顔真っ赤にしてプルプルしてるに3ペソ。

俺は焦るでもなく、トントンと階段を上がり教室を目指す。
ゆっくり行けば、もしかしたら欲情しちゃったりした旦那が見れるかもだし。
ま、確実に火は付いちゃうだろうね。だって、あの子ド変態ちゃんだし。



俺は一体どうすればいいのだ。
さっきから考えようとはしているものの目の前の光景から目が離せない。見てはいけないものなのに。手足が動かない。
おまけに逆上せたのか身体中が熱くて熱くて堪らない。
慶次殿の声が重なる。アヤツと…。

スポーツバッグを落としてしまった手を握りしめることで、邪念を取り払う。
今日も今日とてお館様が言っていたではないか、気合いだ、と、慢心するでない、と。
ここは一応は正すのだ。知り合いだからと言って、勉学を勤しむ場でこの様な破廉恥事に及んで良いわけはない。
第一発見者が、ヤンワリと止めてやることが必要だ。
そう考え、ドアを握る手に力を込め横に勢い良くスライドさせようとした、その時。
ニュッと、伸びてきた手に口許とスライドさせようとした手を掴まれ後ろに引かれた。

「っひ?!…むがっ…」
「旦那…野暮な事やめなよ…」

間に合ってよかった。(いや、アイツ等はどうでもいいんだけど)旦那の後頭部を自分の胸に引っ付け耳許で囁く。

「駄目だって…ね」

耳に噛み付くと面白い位に跳ねる。チラリと教室を覗き込めば、見たくもないものを見せられてすこしゲンなり。
だから旦那を引っ張って教室のドアにもたれ掛かる。
旦那は何かを言おうとするが口許を押さえたままの俺。いま叫ばれたら困る。

「俺等も…しよ?」

そう囁いて旦那の口腔に指を突っ込み舌を愛撫する。腕を掴んでいた手は旦那の主張するモノをズボンの上から撫でる。

「あれー?ここ…どうしたの?だーんな」

小声で囁く。まぁ、竜の旦那の喘ぎで此方の声は聞こえないだろうが。
竿を指で挟み亀頭を親指で捏ねると喉を逸らし、俺の胸に頭部を擦り付ける。

「んぁ…ふゃぁうっ…ふぅ」
「こら、バレちゃうでしょ…おいで旦那」

俺は旦那のトロリとした表情を見て、ニヤリと笑うと旦那の手をひいて隣の部屋に行く。

「さす…け…さすけっ……俺は嫌だ…ぞ」

ここは学校だ。
そう言う旦那の顔は今にも襲って欲しそう。
言ってることと表情が釣り合ってないよ旦那。

俺はニッコリと笑って旦那を招く。
机に座った俺の膝の上。
シッカリ見てたんだから分かるよね。
そう言うと、顔を真っ赤に染めて涙目の旦那と目が合う。

「つーか、竜の旦那…すげー喘いでんじゃん…かわいー」
「さすけっ…」

俺の呟きを聞いて旦那は唇を噛みながら俺の方にフラリと寄ってきて恐る恐る跨がった。
ああ、可愛いんだから。
俺は少し見上げる形になりチラッと旦那を監察する。
すると旦那の顔がドアップになったかと思うと、唇に柔らかい感触。
直ぐにそれも離れそうになって、俺は旦那の後頭部を押し、唇を割り舌を絡ませる。最初は引いていた躯もキスを深くするたびにいやらしく引っ付いてくる。頭に腕を絡められキスを旦那から求められる。それに答えてやりながら、旦那のベルトを外し下半身を取り出す。
亀頭からのヌルリとした液を指で絡め、全体を包み込みしごく。
吃驚したのか唇を離そうとするが許さない。
片手で強めにしごくと早くも白濁を俺の手のひらに吐き出した。
唇に噛みついて離れると、腰砕けと言うのか、フニャリと俺の身体に崩れ落ちる。

「なに?嫉妬しちゃった?かーわいい、」

手についた白濁を舐め旦那の髪に顔を埋める。

純粋そうな顔してこれだもんな、マジで我慢きかない。

「俺様は旦那が誰よりも淫乱ちゃんで可愛いって知ってるって」
「ぅぅっ…ここは学校だ」
まだそんな事言ってんの。俺は少し笑って、次は旦那のズボンの後ろから背を伝い双丘を撫でた。

「そんなこと…今更でしょ」




>>え。終わりですよ←おぃ
もう後はぐちゃんぐちゃんになって最終的に二人と鉢合わせ、もしくは腰振って佐助の上乗ってる幸村の後ろを二人が通って佐助だけが気づいて手を振るとかさ。
うん。すごいぞ妄想(`∀´)←



竜弥


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