「アンタ、なに考えてんの?」
声は冷静を装ってるつもりなのか。日頃食えない笑みを浮かべるその顔は、今は俺への怒りで醜く歪んでいる。
「何をそんなに怒ってるのさ」
口角が上がりすぎて口許を手のひらで覆う。そしたらオレンジの髪が揺れたかと思うと俺の眼下に。
胸ぐらを掴まれて睨みあげられる。嗚呼、なんて滑稽。
でも、もう大概ウザったい。
「いい加減にしなよ嫉妬ほど醜いものはないよ」
そう、笑って言ったら胸ぐらを掴まれたまま左頬にまともに拳を喰らった。俺は口許だけで笑い、切れたのだろう口腔の血を吐き出した。
「お前にだけは旦那は渡さない」
「…目を醒ましなよ…現実を見な」
本当にウザいくらいの、純愛。
アンタの幸村は、そんな愛じゃ足りないんだよ。分かんないのかね。
俺はオレンジを上から見下ろし言葉を投げてやった。
「愛人の方が、何かと有利ってことアンタに教えてやるよ」
爪を立ててでも
引きずり落としてやる
(もう、俺のモノだから)
>>愛人て\(^^)/←
佐幸←慶みたいなでも慶幸←佐みたいな。
幸村はそんな魔性の女(男)じゃありません(^-^)/←
友人になぜかしら「愛人だよねーっ」て言われて思いついたカオス。
竜弥には何人か愛人がいるらしい\(^^)/←
竜弥