「もう、お帰りですか」
乱れていた長く鬱陶しい髪の毛を簡単に頭上で結んでいたら、ベッドに深く沈み天井をボンヤリと見つめる幸村が呟いた。
俺が帰っちゃうとやっぱり寂しいの?と、聞いてみると、まだ艶を帯びた瞳がユルリと此方を見つめてくる。その瞳に口許を弛める。
誘うように小さく開けられた唇から赤い舌がチラチラと見え隠れする様が酷く扇情的で、俺はいつのまにかベッドのスプリングを軋ませてその唇を貪る。
「はっ…ぅンン…ぁっ、やん」
まっ平らな色気も糞もないような胸を、突起に触れながら揉む。
それだけで喉を逸らせ瞑った瞳から涙が零れる。
「敏感…ああ違うか…淫乱か」
逸った首筋に唇をつけながら言葉を投げ掛けるだけで、フルリと震える。鳥肌がたった首筋をベロリと舐めあげると、実に幸せそうに笑う幸村と目があって心臓が止まるかと思った。
俺は頭を振り頭の中の残像をかき消す。
そして性急に膝裏に腕を差し込み、胸に膝がつくくらいに折り曲げ、未だ濡れそぼる窪みに昂った一物を押し込んだ。
一瞬詰めた息を吐き出し喘ぐ幸村が視界に入り、眉をひそめ幸村の顔の横に顔を埋める。
「ねぇ、虚しいとか思わないのかい」
俺の声に震えたが、その次には笑った声が漏れた。
「……そう…ですね、虚しいと言われればそうかも知れませぬ、」
でも、貴方の本命(彼女)も虚しいと言えば虚しいのではないですか。
どうして、と聞けば酷く淡々とした声が落とされる。
簡単なことだと、
「貴方は、彼女に女を求め、俺には…面影を重ねている…」
「…はっ……アンタには敵わないや…」
「面影の方が…幾分か重い」
その分、苦しい。
だから、貴方は面影を選ぶ。
そう呟いた唇を塞ぐ。勿論自分の唇で。
腰を打ち付ければ腕の中の人物は先程の勇ましさを崩す。
「んな悲しそうな顔しないで…よ、」
「貴方を引き留められるならいくらでも…犯してくだされ」
そう囁かれて、髪紐をユルリと外される。
世界にはもう二人しかいないかのように、囲われる。
彼はこの時が一番幸せだと言った。
俺は笑って、お手軽だよね。
そう茶化すことしかできなかった。
でも今だけは愛してる
(俺は、どうしたい。)
>>BGM:ROMANCE
相方が慶幸ソングって言うから大妄想(`∀´)←
つか、相方は佐幸と慶半なんだけど佐幸→←慶半みたいな!って。
アタシ的には、
慶幸で、彼女はかすがで、慶次の根本にいる人は、やはり、ねねだと。という駄文\(^^)/アレ?脱線?
幸村は雰囲気とか諸々ねねに似ているがいいさ←
幸村に浮気はさせられないっっ、つか出来ないっ←
佐幸で浮気はないなとね。佐助が幸村の浮気相手なら許せる\(^^)/←
アレ?これ慶幸だった!
竜弥