「そんなとこ刺したって死ねないよ…」

右肩に鈍痛を覚えながらも、口角が上がってしょうがない。


佐助の上には着物を着くずしたまま、情事の後の幸村がのしかかっていた。
合わせた両手には小刀。
その、小刀は今、深く佐助の左肩に刺さっている。


「それは…関係ない……死なせはしない…」

くつりと妖艶に笑った幸村に佐助は、さぞ面白くないという顔を向ける。

(なんだ…殺してはくれないの)

「じゃ…なんで刺すのさ……俺様痛いんだけど?」

「…佐助を殺したいから……」

幸村は小さく笑って、刀から手を離し佐助の唇に接吻をする。
舌を差し込み、舌を絡め合いとろけるような接吻。

「奇遇だね…俺様はあんたに殺されたいんだけど?」

なら、よくない?
ニヤリと笑い佐助は未だ、幸村の後孔に入っていた一物を打ち付けながら問う。

案の定、白い塊は嬉しそうに嬌声を上げる。

「俺は…あんたん中に入ったまま死にてぇ」

(あと少し…)


佐助は使えるほうの手で小刀を抜く。

「ゃんっ…はぁっ……そ…だな…お前を殺して…っああ!…俺も死ぬ」

幸村の答えに佐助はほほ笑み、小刀を差し出す。

(こんな幸せ…ねぇよな)

「旦那…最期にイカセテあげるよ」


佐助は腰を進める。幸村は生理的な涙を携え歓喜に震える。


「佐助…最期ではない……永遠に俺の傍らから離れるな」

(ああ、なんて幸せ)

「御意…」





白くしなやかなが振り下ろされ
(ああ、なんて甘美。
あなたに殺されるなんて。)






>>死ネタ?殺人ネタ?痛い。
またも、痛いものをすみません。
狂幸村に殺される狂佐助。
好きすぎて殺しちゃうアレです。(ドレ)

情事しながら殺しちゃうとか…いいなとか(吐血)
愛の流●地ですかッ!?(違)


竜弥


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