*敦也表記。敦也普通にいます。
*激しく未来設定。むしろ捏造





「だーかーら、誰が人ん家に勝手に入れって…」
「まぁ、いいじゃない、キャプテン」

ニッコリと笑って、俺ん家の合鍵だろうモノをくるくると回す王子様々に既に怒る気力を削がれた。
王子様の隣をすり抜けて、一人なら寒いはずの部屋のドアを開けたら、ヒーターで温かくておまけにご飯のいい香り…。

「でかした、吹雪!!」

ニッコリ笑って言うと、じゃあキスでもしてよと目を閉じてきたから横っ面をマフラーの端ではたいてやった。

「酷い…キャプテン酷すぎる…」
「平手打ちじゃないだけ良かっただろ」

それだけ言ってコートとマフラーと荷物を台の上に置いて、洗面所で手を洗ってうがいをした。
リビングに戻ると吹雪は炬燵に入ってお鍋をジッと見つめていた。

「で…吹雪…どうしたんだ」

自分も炬燵に入り鍋を挟んで向かいの吹雪を見詰める。

「んー?…愛しの恋人に会いに来ただけなんだけど?」

昔みたいにふんわりした可愛い笑いじゃなくて少し此方を試すような笑い方を向けてくる。
そんな可愛くない吹雪に此方もとびっきりの笑顔で答えてやった。

「また敦也と喧嘩したんだろ、」
「なんでさ、」

直ぐ様ブスッとした顔をして目を逸らす。いつまで経ってもこういうとこは餓鬼なんだから。

「なんでって顔に書いてあるよ……ん、器貸して」

鍋の蓋を開けて湯気がはけた鍋の上から手を吹雪へとさしのべる。

「なんで敦也は名前で呼んでんの」

そしたら手を掴まれた。暫く何を言われたか分からなくて掴まれた手と吹雪の顔を見比べていた。

「なに…嫉妬?」
「だったらなに」

あまりにも可笑しくて笑ってしまったけど、すぐに低い声が響いて黙ってしまった。

「嫉妬だよ…悪い?」

パッと離された手は湯気でシットリと濡れていた。

「今日の王子様は反抗的だな…いつもの余裕はどこにいったよ、士郎」

炬燵から出て、だんまりを決め込んでしまった士郎の側に行く。

「しろー…、」
「もう良いよ」
「俺、士郎も敦也もどっちも大好きだよ…?士郎は敦也嫌いなの?」

銀色の綺麗な髪を鋤くように撫でる。士郎はチラリと上目遣いで此方を見て、好きだよ。と呟いた。

「じゃ、鍋食ったら家に帰れな、敦也心配してるよ」
「その必要はねぇよ、守」
声のした方向を向くとドアを開け放ち、これまた合鍵だろうモノをくるくる回して此方を見ている敦也。
どいつもこいつも不法侵入で訴えてやりたくなる。

「悪かったよ…兄貴」
「ううん、僕もごめん、敦也」

一段落ついたらしいので今日のところは多目に見てやろうと、台所に行って敦也の分の箸と器を持ってくる。

「ちょ、なんでまた…」

行って帰ってくる数秒でまた喧嘩をしたらしい士郎と敦也は互いに別々の方向を向いていた。

「今度は何、」
「だって敦也が守って普通に言うから」
「さっきなんか士郎が守とのセックス事情ばっか話すから!!なんで俺がいない時にするんだよ!」
「敦也だって結構前、二人でやったんだろ!お互い様じゃないかっ」

後から後から出てくるのは全部俺絡みの話で、耳を塞ぎたくなる事ばかりを恥ずかしげもなく言い合うもんだから、箸と器を士郎と敦也に投げつけてやった。

「おまっ…危ねっ…」
「さっ刺さるとこだった」「お前らもう帰れっ!!」

そう叫んで寝室に駆け込んでベッドに潜り込んだ。
すぐに飛んできた二人に罵声を投げ続け、そのままいつの間にか寝てしまったらしい。
気づいたときには夜中で隣には士郎と敦也がいて、なんだかホッとしている自分がいた。
少し起き上がって二人の顔を見る。二人とも大きな体をどうにか俺に引っ付いてベッドから落ちないようにしてる。一応少し大きめのダブルも三人じゃあ狭い。

「寝てるときは可愛いのになー……ん?」

自分の姿に一気に頭に血が上った。
寝ている二人の頬を片方ずつ思いっきりつねりあげる。

「いっいてぇっいてててっ!!」
「ひひゃっ…いひゃいっいひゃいようー!!」

飛び起きた二人も同じ格好で、俺の顔を見てベッドから降りて床に正座した。

「あの…守さん…?」
「別に…寝てるキャプテンにどうこうなんて…」

「してないって本気で言える?」

「「すみませんでした」」
ひたすら謝る二人を無視して布団にくるまる。
別に腰もアソコも痛くはないから入れられはしてないことは確か。だけど、いくらか低い声で止めをさす。
「一ヶ月俺に触ったら別れてやるから」

無禁欲な双子にはいい薬だと思う。

でも二週間で自分自身が根をあげてしまうなんてその時の俺は思ってもいなかった。



全部双子の所為!!





>>やらかしましたね(^q^)
アツヤが生きてる設定の場合は敦也と表記します。
というか、なにこれ。
グダグダ(^q^)
士郎と敦也がセッ●ス言ってるのが書きたかった…訳じゃない←
本当は、士郎×守でほわほわ終わらせるつもりだったのに!
シマッター(^q^)
双子×円堂も美味しいですよね←
ダブルベッドは双子が買ったんですよ(^q^)
これ…社会人?学生じゃないでしょ。
双子は二人暮らし、円堂は一人暮らし。でももうじき三人暮らしに←
グダグダですみません。
双子は円堂に頭が上がらなければいいよね(^q^)
つか、双子はMだよ。双子にはSになります拙宅の円堂は。


竜弥





*プラウザバックプリーズ

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