*高校生
「生徒会長…書類に目を……おい、」
ガラリと生徒会室の扉を開くと銀髪の目付きの悪い男が我らが生徒会長を机の上に押し倒している状態が視界に入った。
俺はさして驚くでもなく、勿論銀髪も驚く素振り一つ見せず行為を続けようとする。生徒会長はというと此方に顔を向けて、よっ。なんて暢気な挨拶をしてきた。
それに手を挙げることで挨拶として二人がいる机の上に書類をバサリと投げた。
「生徒会室はそんな乱れた行為をするためにあるんじゃないぞ、」
「あははは、乱れただって」
「なにを今さら…」
銀髪の男、豪炎寺修也は生徒会長、円堂守の白い喉仏に舌を這わせながら喉の奥で笑った。
それを批難する意味で見れば、円堂の甘い声が鼓膜を揺らした。
「んっ…豪炎寺…それ、ヤラシイからやめて、」
豪炎寺の頭を押す。それを片手で阻止して今度は円堂にキスをしそうになった馬鹿を先程の書類で叩いた。
小気味良い音に笑ってしまった。
「おい、じゃれ合いは終わりだ、今から会議だ。」
「えー…会議かぁ」
円堂は頭を押さえる豪炎寺の下から抜けだし、椅子にダランと座ってこちらを見た。豪炎寺は机に凭れて心底嫌そうな顔を向けてきた。
「今日は…」
「休みじゃなくなったんだ」
豪炎寺の次の言葉を阻止して、だらけている円堂の頭を撫でる。
「だが、明日の休日会議も無くなった、部活も休みだ」
「へぇ、」
で?と、円堂はにんまりとした顔を此方に向けてきた。嫌な予感がする。
「…今日は俺の家でいいだろ?」
「だから、何が?」
「…円堂を誘っているんだが」
俺にここまで言わせて何が楽しいのか円堂はにまにまという笑みを向けて、俺の手を握った。
次にはスルリと腕に腕が絡んでいた。
「言わないと俺分かんないもん」
「……(可愛い、)」
悶々となにを言えば良いか柄にもなく詰まっていたら、円堂が引き剥がされて代わりに豪炎寺の鼻で笑った腹の立つ顔が視界に入ってきた。
「天才ゲームメイカーが聞いて呆れるな」
「五月蝿い、お前はこないんだな」
「馬鹿言うな、円堂が行くなら行くさ」
「門前払いだ、」
等と言い合っていたら、円堂が鞄を持って生徒会室をでようとする。その後ろ姿を豪炎寺と見ていたら、クルリと回って首をことりと横に傾けた。
「ほら、二人共…会議の後どうしたいんだ?」
円堂の言葉に二人で顔を見合わせ、溜め息をつく。
「「…一緒に帰って下さい」」
「よろしーい…じゃ、会議でもいきますか…副会長お二人さん」
二人の返事を聞いた円堂は嬉しそうな顔を向け、隣の会議室に入っていった。
「…尻に引かれてるよな」
俺たち。という豪炎寺の言葉に静かに頷くことしかできなかった。
小悪魔な生徒会長にご注意
(それでも幸せだから!!)
>>やらかした(´-ω-`)
円堂が生徒会長で豪炎寺と鬼道が副会長つーのがやりたかった←
引っ付いてますコイツら。
円堂は豪炎寺と鬼道のどちらかを選ぶことができなくて、でも二人が好きだからってことで、色々あったけど今は二人と付き合ってます\(^^)/っていう、三人が大好きです←
まだまだこの三人の話を書きたいです\(^^)/
今回はかなりグダグダ(__)
竜弥
*プラウザバックプリーズ