「…(細っこい腕…)」

自分の肩に凭れてTVに視線を向けている円堂の、寝間着の半袖から覗く白い腕を見詰めながら思う。
たしか、初めてコイツの裸をみた時も同じことを思った。
海パンからでる四肢に目眩がしたっけ。
今では嫌って程(嫌なんて思わないけど、)見るようになった身体はやっぱり、腕だけじゃなくて全てが細っこい。俺が抱き締める度に折れてしまうんじゃないかって錯覚に陥るには十分で。
そこまで考えて、円堂の瞳がTVじゃなくて俺を見ていることに気がついた。

「うっわ、ビビった。」
「なに、綱海…TV面白くない?」

首を横に振ると、そう?と首を傾げながらもまたTVに向き直る。
俺は暫くボケッと円堂の横顔を見ていたが、漸く自分のしたかった行動に思考が辿り着いた。

「円堂…」

円堂の腕を掴んで、手首に口付ける。次には舌を這わし吸い付き跡を残す。最後には犬歯でガプリと咬んでやった。
涙目の円堂をそのままベッドに押し倒して笑った。

「お前に欲情したみたい、」

それを聞いて顔を真っ赤にして、バーカと言われたけれど首に両腕が絡みキスされた。
少し驚いて見てたら、小さな声で、待ってたよ。なんて言われて、顔が弛んだ。


鈍感ですみません




>>円堂は綱海を誘ってたんですが、彼は鈍感なんで気づかない。けど、彼は本能的に円堂を求めてて…とか全然分からない\(^^)/
半身浴しながら書きました←
綱円大好きです。



竜弥




*プラウザバックプリーズ

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