*生徒×先生



アイツの現国の授業が終わって即行で睡眠タイムに突入した俺は午後の記憶が全く無い。
寝すぎた所為で些か頭がズキズキと痛む。
いつの間にかSHR後の放課後というには遅すぎる時間になっていて、あーしまったと頭をかいた。
窓際の席なので、グランドが一望できる。今日は既にサッカー部はいなかった。それがなんだと、自分で自分が鬱陶しくて窓側と反対を向く。
部活には入っていない。かといって家に帰って何をするでもない。だからいつもこの時間は屋上からグランドをボンヤリと見つめていた。
サッカーは好きだ。だけどサッカーを見ているわけではない。

こんな自分が心底鬱陶しい。
でも、一日一回は俺に気づいた時に見せる笑顔が見たいのだ。
今日はそれが見られなかった。残念がっている自分が信じられない。
瞼を閉じてため息をつく。すると廊下から足音が聞こえた。誰だか分からないが廊下で鉢合わせなんてなんだか面倒だから、あの足音が過ぎてから帰ることにし、机にそのまま突っ伏した。
足音は近づいてきて過ぎ去るとばかり思っていたが、扉を開ける音が遠くに聞こえる軽音部の音を一瞬かき消し響いた。
俺は寝たふりを決め込む。
「南雲……」

呼ばれた声に飛び上がりそうになったのを堪える。
アイツ…円堂の声だ。俺が間違える筈はない。

「…寝てるのか……?今日は…サッカー…早く終わらしたんだぞ…明日テストだからな…」

お前は帰って勉強してんのかと思った。屋上…いなかったし…どうしたのかなって。
そう言いながら声が近づいてくる。
内心、バクバクの自分の心音が聞こえていやしないか、気が気じゃなかった。
早く帰って欲しい反面帰らないで欲しい。
最近の円堂に対する自分の気持ちが分からない。
これじゃあ…まるで。

「……南雲…」

心臓が止まるかと思った。なんつー声で…俺を呼ぶんだよっ。
そう胸中で叫んでたら、瞼越しだが少し影った気がした。

「……」

円堂は俺の頭を優しく撫でて教室を出ていった。
俺はというと、先程の円堂の行動から固まってしまっていて、何も出来ずにいた。
目を瞑ったまま、先程の唇に触れた柔らかい感触。チュッと音をたてて離れたソレを想像してカッと身体中が熱をもった。身体中の血が沸騰したのだと思うぐらい熱かった。

「チクショー……好き…だ、」

俺は椅子をぶっ飛ばして教室を飛び出した。



好きだと言ったら
(アンタはどんな顔をする?)



>>大好きなバン円\(^^)/宇宙人相手だったら断然バン円派です。しかし書いてなかったなと。
バーン愛しいよ南雲…
生徒×先生です(^q^)やっちまった!!
南雲はヘタレでも鬼畜でも美味しいですよね←
続くのかと見せかけ続かない←
円堂は国語の先生にしました。体育はなんだかモロなんで(^q^)笑
現国も古典も受け持ちます。
あとサッカー部の顧問です。
バーンは社会人サッカーやってたらいいね←



竜弥




*プラウザバックプリーズ

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