「ねぇ、アンタはどうして戦を好むんだい」

そういつもの笑顔を殺した貴方は、痛そうに苦しそうにそう吐き出す。
それに答えることすらできず、腰元にすがる様に抱きつく大きな背が今は小さく見える。

「けいじ…殿…」

名前を紡ぐとバチリと弱々しい瞳につかまり、息が出来なくなる。
胸が締め付けられて息が出来ないとはこう言うことか、と思っていたが、唇を塞がれていただけだった。
顎を掬い全て奪われるような荒い口付け。
頬を濡らすのは、己の涙か。貴方の涙か。

「あんたを…大事な人を…また…失いたくないんだよ」

そう抱き込められ囁かれる。

「お願いだから…俺から…離れていかないで、俺を捨てないで」

絞り出すような声を聞いて、何も言わない、何も言えない自分を許してください。
どうか、貴方の涙が、痛みが和らぎます様に。
そう願いを込めて、大きな背に腕を伸ばした。

貴方を抱き締めることしか出来ない無力な自分をどうか、愛さないでと。



どうして世界は
平和にならないの






>>慶幸スキーな相方に捧げてみる(^q^)爆
凄い駄文でしかも数分しかかかってないとか!すまん!爆


竜弥





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